2009年01月07日

ヒブナ?金魚?

いつも魚を分けていただいてる茨城県北浦の漁師さんから、珍しい魚が捕れたから見に来いとの電話をいただいた。話を聞くと赤いフナだという。早い話がヒブナということなのですが、茨城県でヒブナ?

ヒブナの産地は北海道にいくつかありますが、関東地方では聞いたことがありません。まあ普通に考えれば、この魚は金魚かなとなります。ただ気になったのはメスだということ。オスであればギンブナではないことが明らかなので、金魚で確定なのですが、メスとなれば話は別。いくらかはヒブナの可能性も残されている。

ここでギンブナについて簡単に説明を。
ギンブナは雌性発生といってメスだけで繁殖するオスのいない魚です。生まれた子は親のクローンのため、普通のギンブナから突然ヒブナが生まれることは、通常はありえないわけです。

さて車を走らせ魚を見に行くと、生簀の中にみかん色の魚が。ギンブナ(金魚)にしてはかなりの大物で、全長が30センチほどあります。早速タライに水を浅く張り、その魚を入れてみると、刺し網で捕ったわりにはけっこうきれいで、致命的な傷も無い。


hibuna.jpg


体型は体高が高く背が盛り上がり、尾柄(体の背鰭後端と尾鰭付け根の間)も高いので、利根川水系に生息するギンブナに似ている。ただ顔が少し小さいかなという印象はありますが。ちなみに背鰭の軟条(鰭を支える軟らかい骨)数は16。結局外見から判断することは無理(わかりきっていたことではあるのですが)なので、とりあえず研究者にDNAの分析をお願いすることにしました。DNA分析のサンプルは鰭の一部を切り取るだけでできるので、魚にダメージがありません。

この魚がヒブナか金魚かわかるのはだいぶ先になりそうです。ただ、たとえ金魚であっても、ここまで大きなものには滅多にお目にかかれないので、飼育し続けてみようと思います。それに新年早々捕れた赤いフナというのもなんだか縁起がよさそうだし。

posted by matsuzawa at 06:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 淡水魚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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