2012年04月28日

なぜ釣らなければならないのか

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ビワマス釣りも三日目。
僕にとってはこの日が本番。
なぜなら撮影用の鮮度のいいビワマスを釣らなくてはいけないから。
え?遊んでるようにしか見えない?
いや、まあ確かにそうなんですけど、
一応これでも仕事なんです。

撮影用の魚は漁師さんにお願いしても入手できるんですけど、
ふつう食用として捕獲しているので、
撮影には不向きなことが多いんですよね。
なぜか?
それは多少の傷なら食べるのにまるで問題ないからです。
鰭が破けていようと鱗が剥がれていようと、
どうでもいいことなので漁師さんもそこまでは気を使わない。
だけど撮影に使うモデルとしては、それはだめなんですね。
だから自分で大事に釣り上げるしかないのです。

あ、いいわけにしか聞こえませんか?
まあそういうことにしておいてください。

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釣り雑誌風の写真。
(最近釣り雑誌の仕事してないなぁ)

撮影用のきれいなビワマスを無事確保。
持ち帰って撮影するため、
昼過ぎに琵琶湖を後にしました。

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2012年04月22日

島へ

二日目、午前中でそれなりにビワマスが釣れたので、
ちょっと竹生島に行ってみた。


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撮影で琵琶湖を訪れるときはだいたい北部に行くんだけど、
竹生島はいつも岸から眺めるだけ。
どんな島なのか興味がありました。
(写真は明け方のものです)


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島に近づきぐるりと南に回ると。
あれ、こんなに栄えているの?
神社があって、観光客もいっぱい。
北側から見るイメージとまるで違う。
ぜんぜん知らなかった。
港にいた人に聞くと観光船が入る桟橋にはボートはつけられないので、
奥の港に入ってくれとのこと。
ところがそちらも花見の季節のためか船がいっぱい。
残念だけど今回は、上陸はあきらめよう。


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かわら投げやりたかったんだけどね。


その後再びトローリングを開始するも、
どうもあたりが来ないので、
早々に釣りを切り上げて近くの川魚屋に行ってみた。
といっても飼育するためのものではなくて、
食べるための川魚屋。
このお店には琵琶湖の魚がたくさん並ぶ。

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モロコとあるけどどう見てもホンモロコではない。
顔つきや体型からどうもデメモロコに見えるんだけど、
デメばかりこんなに捕れるのかな?


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大きなフナ。
細かく骨きりがされてました。
ニゴロブナだったら、子持ちでこのサイズならふな寿司になるだろうから、
きっと他の種だろうね。ギンブナかな?


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琵琶湖固有のイサザ。
婚姻色が出ています。

川魚屋は楽しいなぁ。

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2012年04月21日

ビワマス釣り二日目

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ビワマス釣り二日目。
夜明け前から準備開始。
なんてったって朝マズメ(釣り用語で早朝のこと)が、一番食いがたつからね。

明るくなってからいざ出航。
昨日の釣りでなんとなくビワマス釣りの感覚はつかんだので、
今日は更なる大物をもとめてボートを走らす。

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琵琶湖はべた凪。
景色も最高。
魚群探知機にはところどころで反応が出る。
たぶんビワマスの餌となるアユでしょう。
そしてそこではビワマスがヒット。

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うーん。きれいな魚だ。
婚姻色が出たビワマスもいいけど、
ビカビカに光るビワマスもマスらしくていい。

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二日目の釣果

つづく
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2012年04月20日

ビワマス初挑戦

先日、実に久しぶりに琵琶湖に行ってきました。
今回の目的は「ギン毛のビワマス」の捕獲。
採集方法はトローリングによる釣りです。
しかし僕は、トローリングについてはある湖でマスの釣獲調査で数回やった程度の素人。同行した友人も釣り好きではあるものの、トローリングは未経験。
こんな二人にはたしてビワマスは釣れるのか?

ネットでいろいろ調べて、ビワマス釣りに必要な申請だけは済ませておきました。

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琵琶湖海区漁業調整委員会から送られてきた腕章。

友人の自宅を早朝に出発。
雨の高速をひた走り、昼前には琵琶湖に到着。
二人してせっせと釣り支度を開始して湖に船を浮かべます。
とにかく早くビワマスを釣りたい、ビワマスの顔を拝みたいってな感じだったので、
写真なんか撮ってる余裕がない。
そんなわけで初日は釣りに関する写真がほとんどありません。

ひとまずレッドコアライン(糸の中に鉛が入ったトローリング専用のライン)を流します。
ビワマスのタナ(泳層)もよくわからないので、とりあえず100ヤード全部出してみる。
これでたぶんルアーは10mくらいのところを泳いでいるはず。
ちなみに水深は50mくらいのところ。

とさっそく友人の竿がひん曲がった。
「来てる。来てるよ」
流してるラインが長すぎていまいち引き味はよくなさそうだったけど、
あがってきたのは40pちょいのビワマス。
これは幸先いいねぇ。
ビワマスってこんなに簡単に釣れるの?
と思ったら甘かった。
その後が続かない。
途中何度かあたりが出るもののフッキング(魚が針にかかること)までいたらない。
しかもだんだんと風が強くなってきた。
これ以上は危険と判断してベースに帰ることに。

もうそろそろラインを巻き取るかと思っていたそのとき、
今度は僕の竿が引き込まれた。
「おっ!やっと来たよ」
上がってきたのはさっきのよりもほんの少し大きなビワマス。
とりあえず釣れてよかった。

「もう少しだけ流してみようか」ということになり、
ベースの前で再びトローリング開始。
と、またまた僕の竿にビワマスがヒット。
今度は最初のとほぼ同じサイズ。
その後友人がハスを釣り上げて、この日は終了。
いやあ、まずは釣れてよかった。

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初日の釣果。

つづく

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2012年04月07日

春の多摩川で

今年は寒い日が続いたせいか、
例年に比べて生き物の活動が10日ほど遅れているようだ。
都内の桜もやっと昨日満開になったとか。
そんな桜の満開日にライターの友人から電話があった。

「今多摩川に来てるんですけど、マルタの産卵が始まりましたよ。かなり激しくやってます」
「すぐに行きます。今から出れば昼過ぎには着くかな」
と言ってはみたものの撮影機材をまったく準備していない。
急いであれやこれやを詰め込んで、
ひとまず車に積み込む。
大概こんなときは何かしら大事なものを忘れるので、
一通りチェック。
「よし!たぶん大丈夫!」

現場で友人と待ち合わせ、
マルタの産卵場を案内してもらう。
河川工事で川の感じがずいぶん変わっていたけど、
瀬では激しく水しぶきがあがっていた。

すでにこの日の産卵はピークに達しているみたい。

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陸上から一通り撮影したところで、
今度は水中撮影。
しかしこのマルタ、なかなか警戒心が強い。
同属のウグイは産卵が始まれば人が目の前まで接近してもまったく逃げませんが、
マルタは一目散に逃げていく。
カメラを構えて、しばらくそこで石のようにじっとしていても、
一向に寄ってくる気配がない。
たまたま1匹だけカメラの前を横切ったので、
2カットだけ撮影できたけど、
水中はそれで終了。

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再び陸に上がりカメラを構える。
産卵の様子を観察していると、
マルタの中にウグイも混じっていることに気がついた。

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こちらがマルタ。
赤い線は腹側だけにあります。

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これがウグイ。
赤い線が腹と背にあります。

見ているとウグイとマルタそれぞれが、
別の群れで産卵しているわけではなさそう。
これだけ近い種が一緒に産卵したら交雑が頻繁に起きそうだけど、
どうなんだろう。

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2012年04月05日

実はすごいんです

プラナリアっていう生き物を知っていますか?
名前だけでは「なにそれ?」かもしれませんが、
イラストや写真なら見たことがある人も多いのでは。
というのも中学だったか高校の生物の教科書に出てくるからです。
ちなみにこんな生き物。

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大きさは伸び縮みするのでその都度変わりますが、
めいっぱい伸びたときで2cmくらい。
見た目にはヒルのようななんてことない生き物ですが、
実はすごい能力の持ち主。
体を真っ二つに切断しても、それぞれのパーツから欠けた部分が再生するのです。
つまり頭側からは尻尾が、そして尻尾側からは頭が生えるというわけ。
頭だけを縦に切ると、
それぞれの頭が再生して、
双頭のプラナリアができるのも教科書で見た記憶があります。

なんで突然プラナリアを撮影したかというと、
最近千葉県博の佐土さんがプラナリアにはまっているらしく、
生息地を案内してくださったから。
そこは都市河川に流れ込む湧水。
佐土さんが拾い上げた石の裏にはたくさんのプラナリアがいました。
「プラナリアって口が体の真ん中にあるんですよ」と佐土さん。
なんでもこの口でアカムシとかを食べているんだとか。
ためしに冷凍赤虫を与えてみると、
すぐに食べ始めました。
(口は下面にあるのでこの写真ではわかりませんが)

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近々再生の実験写真を撮影してみようと思っているのですが、
そのためには一週間程度の絶食が必要らしい。
ということでこれから一週間、
我が家のプラナリアは断食に入ります。
posted by matsuzawa at 22:07| Comment(6) | TrackBack(0) | 水の生物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月04日

裸鰯

今朝静岡県のサクラエビの漁師さんから荷物が届いた。
中に入っていたのはこれ。

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ハダカイワシです。

なんで「ハダカ」かというと、
うろこがとても剥がれやすくて、
漁獲されたものは写真のように丸裸になっているから。
「魚にハダカになられてもなぁ」といったところではありますが、
ひとまず図鑑用に標本撮影。
残りは晩のおかず。

ハダカイワシを食べるのは今回がはじめて。
漁師さんが言うには塩焼きが最高とのこと。
で、素直に塩焼きにしてみました。

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「うーん、本当に美味い!」
どんな風に美味いのかと聞かれると、
的確な表現が難しいのですが、
一言で言えば「濃厚なうまみ」がある。
ただ、身が少し軟らかかったので、
少し干すとよりおいしくなりそう。
今度いただく機会があったら干してみよう。

さて、このハダカイワシという魚にはよく似た種がたくさんいます。
「日本産魚類検索」(東海大出版)を片手に検索してみても、
検索キーが微妙(わずかな違いから識別しなければならない)なので、
果たして正しく同定できているのかいまいち自信がないけど、
一応写真の魚はハダカイワシ目ハダカイワシ科のTheハダカイワシになりました。
(〇〇ハダカっていう名前の魚がいっぱいいるのです)
ちなみにこちらの写真は、
ハダカイワシのお腹にある発光器。

hadakaiwasi2.JPG

暗い海の中で青く光っているんでしょうね。
きれいだろうなぁ。
一度でいいから発光の様子を見てみたいものです。



posted by matsuzawa at 22:53| Comment(6) | TrackBack(0) | 海水魚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月03日

チャンス

うちの近所のヒキガエルの産卵は、
2〜3日で終わってしまう。
1年のうち、たったの2〜3日…。
何かの予定と重なってしまうと、
その年はもう撮れないんですね。
また来年となってしまうのです。
まあ、魚でもそんなやつはけっこういるわけですが。
生き物の撮影チャンスってほんと少ないよなぁ。

昨日は昼間にも産卵場を訪れてみたけど、
ヒキガエルの姿はありませんでした。
しかたがないので付近を散策。
山の斜面にタチツボスミレが咲いてました。

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きれいな花です。

自宅に戻ってからはワカサギの卵を撮影。

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この卵、採集した親を使って人工授精でとったものです。
写真を見る限り順調に発生が進んでいるみたい。

暗くなってからはしつこくヒキガエルの産卵場へ。
泥地で2ペアだけ確認できました。

posted by matsuzawa at 10:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 淡水魚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月02日

出航

昨日は朝から北浦に行ってきた。

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理由はこれ。
ボートの試運転。
といっても僕の船じゃないんですけどね。
友人と近々トローリングに行く予定なのですが、
その前にエンジンの慣らしをしておきたいとのことだったので、
僕もついていったのです。

で、ダウンリガー(ルアーを深く沈めるための装備)を装着できるように木材を組んだり、
どの程度の荷物がつめるのか試したりしてました。(僕の目的はこっちでした)

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ごちゃごちゃしてわかりにくい写真ですが、
ひとまず完成。
本番が楽しみです。

夕方友人と別れ、
自宅に帰る途中、
ヒキガエルの産卵場に寄ってみた。
数は少ないけど数ペア確認。
卵の感じからすると昨日から始まっていたようだ。
そうだ!今日はカメラを持っていなかった。
急いでカメラを取りに戻り、産卵場に引き返して撮影。

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今日もまだ産卵してるかもしれないから、
これから撮影に行ってみよう。




posted by matsuzawa at 07:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする